業務日誌#35

「しのご」が日々の業務で気が付いたことを、脈絡なく気ままに書き連ねています。

文具メーカーのノート術にみる「野帳」

このところコクヨの「野帳」について、しつこく調べている。普段の持ち歩きノート&メモ帳としてベストだと思うからだ。そうしたら、なんと文房具メーカーのコクヨからも「コクヨのシンプルノート術」という書籍が出ているではないか。

ただし「野帳」とはうたっていないし、またネットで調べるとコクヨ社員の展開のようだ。これは買うまでもなく、図書館で借りればよいかと考え近所の図書館を調べたら蔵書にあったので、さっそく借りてみた。

内容は「野帳」に特化したものではなく、考えていたとおり文具メーカーのコクヨの各種ノートを、自社の社員がどのように使っているかだ。「野帳」を使う場合の参考ページもある。

最初にノートの選び方が書いてある。「図で考えをまとめたり、論理力を鍛えたいと思ったら『方眼ノート』」。そして「議事録やデータを正確にまとめたいから『横罫ノート』」「とことんクリエイティブを意識したいから『無地ノート』」といった方法だ。

野帳」に無地はないし、ボクは別に測量データを記録するわけでもない。方眼スタイルを選んで間違いなかったということだろう。

これは使えると思ったのは、「アイデア出しは、中心から書く」という項目だ。なるほど「ノートの中心から、自由自在に思考を広げていく」という方法は、メモ帳で自由な思考展開を図るという意味では目からウロコな方法だ。思考方法としての「KJ法」や「マンダラチャート」、「マインドマップ」などなどは、いずれも課題をノートなどの真ん中において思考を広げていくという方法だ。

こうした方法が「野帳(方眼タイプ)」で可能なのだ。もちろん野帳はサイズも小さいし限られた展開しかできないけど、「邪魔にならない、持ち歩き用の方眼メモ帳」と考えれば、とっかかりの役割としては十分ではないだろうか。

すぐにやってみる簡単な方法もある。それは「シャープペンシルで書いて、色鉛筆で着色するのが私流。理由は、いつでもやりなおせる(=消せる)から」というスタイルだ。なるほどと思い、ペンはストックしてあるシャープペンにすぐ変えた(笑)。メモなのだから日常で使うボールペンでもいいのだが、と思っているのだけど・・・。

いまひとつ良い方法が思いつかなかったのが、ノートの通し番号だ。ここには「ノートの背に通し番号、表紙に日付け&内容を入れる」と書いてあるが、自分の「アイデアマラソン」ノート、「超メモ術ノート」ではページ枚数が70枚という厚みのあるノートを使っているから、この背表紙に通し番号、表紙に使用期間の日付は当然記載している。「野帳」となると、使用期間は表紙に書くから良いとして、背表紙でのナンバリングはどうしようかなと考えていたのだ。

本棚に「野帳」を立てて納めるには、背表紙のナンバリングが見えた方が良い。超メモ術ノートはくり返し読むことが多いので、背表紙に赤ビニルテープを張り、ここに黒マジックでナンバリングをしている。ビニルテープの幅づつ下から順に貼り付けているので、見た目での順番間違いもない。

野帳」ではビニルテープの色を”白”に替えれば、細い黒マジックで書いていける。あとはガンガン使うだけだ!