Calibreへの下書き原稿
LibreOfficeを使って電子書籍を作成する場合、いつもCalibreを使ってWriter文書をEPUBに変換している。Calibreを使用する理由は、EPUB文書を作成するのが簡単で面倒な設定作業がほとんどないからだ。
いつもなら、さまざまな文書をLibreOfficeの書式設定で「本文」設定し、そのままCalibreでEPUB化。これをPC上でCalibreもしくはFirefoxのリーダーで読むか、またはSONYの電子書籍で読む。
しかしながら、SONYの電子書籍だと行間が狭くなる。CSSで行間を広げるようにすると、何かと制作が面倒になる。簡単にできる方法はないものかと考えていた。
ひとつのアイディアというか単なる思い付きだが、LibreOfficeで原稿を作成する場合、行間を2行にすれば、きちんと行間が広がったEPUB文書が作成できるのではないかということだ。手間がかからない、それに簡単であるし、こうすればSONYの電子書籍でも読みやすくなるはず。
やってみると、あっさり完成。読みやすくなったのだ。手間がかからないし、最初からこうやっていればよかった。LibreOfficeのWriter上で、文書は「本文」の設定、文字は12P、行間は「2行」の設定にするとCalibre上では下記画像のとおりだ。気が向いたら「1.5行」の場合もやってみよう。実験だから各種スタイルを試してみて、よそそうな行間を見つけよう。
とまぁ、ここまでが完成した方法だ。下はSONYの電子書籍で見たところ。
前回の日記、「方丈記-現代語版かつEPUB版」も実はこうやって作成した(笑)。
次の難点はEPUB文書をSONYの電子書籍にインストールした場合、行間の2行の空白はOKとしても、1行開けの改行部分がなくなってしまう。さて、2行間隔のようにクリックひとつで可能な”簡単にできる方法”はないものかな。