「超メモ術」インデックスに「読書」と「落書き」
いままで読書記録は、いわゆる読書専用のノートに記載してきた。ネットでいろいろ公開されているようにキチンとしたものではなく、書名と著者、発行年月日、出版社だけをザクザクと書き、また単純に抜書きなどを書くだけだ。
「100円ノート『超』メモ術」、いわゆる超メモ術はかなり昔から行っているけど、ここに読書のインデックスを作成しよう。こうして超メモ術ノートと読書記録ノートを合体させることにした。こんなことは、ここに書くべきことではないけど、「すべては1冊のノートに統合」という基本姿勢が一歩進んだ。
またこれまで頭を悩ませてきたのが、「超メモ術」ノートの最終ページにあるインデックスの項目数だ。気楽に取り組んでいると項目数が増えてくるので、ノートの冊数を重ねるたびに見直しを進めてきたが、いまではインデックス数が1ページの3分の2以下の行数にまとまっている。長年生きていれば仕事のカテゴリーは同じでも、内容が異なってくるごとに見出しも変わってくるし、興味の分野でも内容が少しづつ変化してきている。そのたびに新たなカテゴリーを加えていたのでは、インデックスの項目数ばかりが増えてくる。だから、何年に一回かの記憶はないが、ともかく何回かは見直しを行ってきた。今回も、この作業を行う。
いま本屋へ行くと、1冊のノートにあらゆることをまとめるなどという本がたくさんある。超メモ術のパクリのような内容なので、こういう本は図書館で読むかネットの古本(なんと価格が1円というのが多い)で読むかだけだが、「超メモ術」と重なる部分が多く表現が違うだけなので役に立つ部分は非常に少ない。
でもここで、そうしたパクリ本にひとつの発見があった。それは気分がモヤモヤしている時、ヒマな時、仕事の案を考えている時などの解決方法だ。なんと「落書き」が頭の中のものを吐き出し、気持ちの整理にもつながるという。だから、自分もこの「超メモ術」ノートに新たに落書きカテゴリーを作ってもいいかなと考えた。
俳人正岡子規は、こういったという。「金持ちが1銭5厘を無駄にしないように、俳人が俳句をつくる時、良句もできるが駄句もできる。その駄句を大事にしないで良句ができるはずはない」と。
有名な俳人でもそうなのだから、一般庶民の我々が何かを考える時に落書きをしていても、残った落書きが何かのヒントになる場合だってあるだろう。だから「落書き」のインデックスを作り、タイトル不明、ただ書いて吐き出す(?)というページがあってもよい。役に立たない落書きは多いだろうが、何かのヒントをもたらす場合もきっとあるだろう。
なにやら思いつくままに書き連ねたが、「超メモ術」をめぐる雑感だな……。というわけで、自分の「超メモ術」ノートのインデックスに新たなカテゴリーを加える。ひとつは「読書」、もうひとつは「落書き」だ。役に立つかたたないかは、何年か後に分かるだろう(笑)。