業務日誌#35

「しのご」が日々の業務で気が付いたことを、脈絡なく気ままに書き連ねています。

自己催眠術というか自律訓練法

光文社のKAPPA BOOKS「自己催眠術」を購入したのは、1970年代の後半だったと思う。タイトルこそ自己催眠術だが、いまでいう「自律訓練法」の走りだったのかもしれない。

それはともかく、そのときは6段階すべてができていて、これまでにも何度か行なってきていたが、10数年ぶりぐらいで半年ほど前から再びはじめたわけだ。図書館で最近の関連本を読んでもしっくりこないので、古本サイトで再び上記の本を購入している。

面倒な説明は関連サイト、関連本をみていただくとして、基本的には下記の6つの暗示を自分で行なうこと。

  • 第1段階 「ウデガオモイ」
  • 第2段階 「ウデガアタタカイ」
  • 第3段階 「シンゾウガシズカニウッテイル」
  • 第4段階 「コキュウガラクダ」
  • 第5段階 「タイヨウシンケイソウガアタタカイ」
  • 第6段階 「ヒタイガスズシイ」

最近のものだと、もう少し簡単な暗示の言葉で、なおかつおおまかになっているが、基本的に変わりがない。経験があるとはいえ、再びやってみると10数年ぶりなのでそれなりに時間がかかったけど、1~2ヵ月で第6段階に達した。

ここからが本題。

自律訓練法は、いったい何に効果があるのだろう? これまでの経験から劇的に変化したこと、それは何があったのだろう。座禅などでいう「なんその法」と効果は同じだし、冥想などで体感される重感・温感というのも第1段階、第2段階で得られるものと同じようなもの。少し現代風(?)な解説が欲しいところだ。

そこでウィキペディアで自律訓練法を調べてみると、リンクされていた九州大学大学院医学研究院 心身医学に、その概要が出ていた。それによれば効果は大きく下記のようなものらしい。

  • 疲労が回復する
  • 過敏状態が沈静化する
  • 自己統制力が増し,衝動的な行動が少なくなる
  • 身体の痛みや精神的な苦痛が緩和される
  • 向上心が増す

これまでの自分自身の状態からすれば、興味本位(?)というものをのぞけば「疲労回復、向上心の増幅」といったところがメインか……。「自己統制力の増加、衝動的な行動の減少」なんてものも魅力的だが、いずれも自覚できないから不明だ。

医者ではないのだから、細かな記録はないけど、おおまかな概要ならメモ程度で記載してある。上のような効果は、特に自覚したこともないけど、他人からみれば変化しているのか(?)。

結論。昔から自律訓練法のほか、「なんその法」だの「瞑想」だのをやってみたが、その効果がよく自覚できない。もしかするなら、他人からみれば変化があるのかもしれない。