業務日誌#35

「しのご」が日々の業務で気が付いたことを、脈絡なく気ままに書き連ねています。

転載/【RPE】★「中韓に関わるな!」福沢諭吉の警告

みなさんもいくつかメールマガジンを読んでいることと思う。自分が読んでいるメルマガのなかには「ロシア政治経済ジャーナル」というものがあり、特に国際的な政治経済問題に関わっているわけではないが、何らかの場合は参考になるだろうと毎回期待しながら読んでいる。

このメルマガによれば、中国と韓国には関わるなということはむかしから叫ばれているが、まさか福沢諭吉まで述べているとは思わなかった。彼のいう脱亜入欧だって知っていたが、ここまで国名をあげてまでストレートのいっているとは思わなかった。

いまの中国、韓国をみればもっともなことで、これは現実的な動向であり思想には何も関係がないといえる。両国は、むかしから福沢諭吉が述べているような国だったのだ。

そのようなわけで、「ロシア政治経済ジャーナル」(著者:北野 幸伯)を紹介したい。ちなみに、このメルマガはまぐまぐで発行(無料)されているので、今後とも読んでみたい人は登録して欲しい。

 

RPE Journal==============================================

 

     ロシア政治経済ジャーナル No.1671


              2017/12/27

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★「中韓に関わるな!」福沢諭吉の警告

(・・・略・・・)

では本題。

今、とても興味深い本を読んでいます。


●決定版・脱亜論 今こそ明治維新のリアリズムに学べ

(詳細は→ http://amzn.to/2CagXCS  )


正論大賞」を受賞された、拓殖大学前総長、渡辺利夫先生
の最新刊です。

「脱亜論」というのは、福澤諭吉が書いた記事です。

福澤諭吉といえば、慶応大学の創始者


一番有名な著書は、「学問のすすめ

もっとも知られた言葉は、

「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと言えり」


福澤諭吉は、政治や国際関係についてもたくさん言及していま
す。

有名なのが「脱亜論(1885年)。

これ、原文で読んだら、わけわかりません。

しかし、渡辺先生の最新刊には、「現代語訳」があるので、と
てもよくわかりました。

福澤諭吉は、まず開国によって入ってきた「西洋文明」を肯定
します。


<文明というものは利益と損害ともどもに伴う(「利害相伴う」)
ものであり、むしろ利益の方が多いのだから、やみくもに文
明の侵入を防ごうとするのではなく、むしろその蔓延するにま
かせ、いちはやく国民に文明の気風を一身に浴びさせるよう努
めることが智者のなすべき任務(「事」)である。>


次に、「なぜアジアで日本のみが文明化に成功したのか?」を
説明します。

福澤によると、幕府の存在が文明化を妨げていた。


<西洋文明は日本の古くからのしきたり(「旧套」)とは両立
しないものであり、旧套から脱するためには旧政府を廃絶
(「廃滅」)するより他ない。>


古くからのしきたりを捨て文明化を進めるためには、倒幕が必
要だったと。


<旧政府を倒し、天皇中心の新政府を樹立することができた。
日本国中、朝廷といわず庶民といわず(「国中朝野の別なく」)
すべての者がことごとく西洋の文明を採用し、アジアの中にあ
って日本のみが旧套を脱し、ひとり新機軸を打ち立てることに
成功したのである。>


要は、明治維新が成功したから、文明化もできたのだ、と。


次に福澤は、「なぜ、中国・韓国は文明化できないのか?」を
解説します。

要するに、中韓は、「古い慣習にとらわれているから」文明化
できないと。


<二国の人々にも文明の事物について見聞(「聞見」)してい
ないはずはないが、耳に聞き目でみるだけでその心を働かすこ
とはない。

百千年以前の旧ふるい習慣(「古風旧慣」)への未練(「恋々
の情」)をどうしても捨てることができず、>


そして福澤は、中韓が「独立を維持できないだろう」と予言し
ます。


<私(「我輩」)からこの二国をみれば、現在の文明が東洋に
向かう(「文明東漸」の)時代潮流(「風潮」)にあって、そ
の独立を維持することなど到底できないというべきである。>


実際、韓国は日本に併合され、中国は列強の分割統治状態にな
りました。

次に福澤は、中韓を容赦なく非難します。

曰く

支那、朝鮮の政府は古くからの専制政治をつづけ法律を重ん
じることはない>

支那、朝鮮の士人が旧習に深く惑わされ(「惑溺深くして」)
科学的思考ができない>

支那人が卑屈で恥知らずな人間であることを西洋人が知れば
、日本人が正義を重んじ、強きをくじき弱きを助ける義侠心を
もった存在であることにも思いが及ばないであろう。>


それで、福沢は、西洋諸国が「日本と中韓は同じ」と思われる
ことをおそれます。

そして・・・。


<悪友と親しい者はともに悪友とみなされてしまうのは致し方
ない。

私は少なくともその心中においてはアジア東方の悪友とは交友
を絶ちたいと考えている。>(同上)


悪友(中韓)とつるんでいると、日本も「悪い国」と思われる。
だから、「悪友(中韓)とは交友を絶ちたい」と。

「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」からは想像で
きない言葉です。

しかし、日本はその後、福沢諭吉の言葉とは真逆で、中韓と深く
深く関わるようになっていきます。

1910年に韓国を併合した。

その後、満州国問題で中国と揉め、1937年から日中戦争がはじ
まった。

中国は、アメリカ、イギリス、ソ連から支援を受けていた。

それで、結局米英との戦争に発展し、日本は敗戦にむかいます。


ちなみに渡辺先生は、

今と、福澤諭吉が「脱亜論」を書いたころの状況は似ていると
考えておられます。


明治維新150年。

その間、日本は大きな変貌を遂げたが、
日本を取り巻く東アジアの国際情勢は、
当時の状況と驚くほど重なって見える。

120年前、福澤諭吉によって唱えられた「脱亜論」。

その中で「悪友」と記された中国、朝鮮と
現在の日本の関係も、まさにそうである。

本書は、緊迫を増す東アジア情勢の下で、
日本の進むべき道を、明治維新の歴史に学ぶ。

明治のリアリスト福澤諭吉が、現代に蘇ったら
いったい何と言うのだろうか?>

(決定版・脱亜論、アマゾン解説文より)


似ているのはわかりましたが、ではどうすればいいのでしょう
か?

渡辺先生の考えを知りたい方は、こちらをご一読ください。


●決定版・脱亜論 今こそ明治維新のリアリズムに学べ

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