ワセリンは万能薬だった
ワセリンの万能効果の一つを知ったのは2018年暮れか2019年初頭だった。インフルエンザや花粉症対策として、ワセリンを綿棒で鼻の穴の中に塗るという方法だ。これだけで、それ以降のインフルエンザも花粉症も怖くはなくなり、もちろん家族にも教えた。
このところ中国で発症した新型コロナウイルス対策として、マスクが飛ぶように売れているという。声を仕事としているラジオのパーソナリティーも、番組で「新型コロナウイルスのおかげでマスクが店頭からなくなり、困っている」といっていた。
ならば最初に記載したとおり「ワセリンを綿棒につけ、それを鼻の穴の中に塗る」という方法をやってみたらどうだろう。この方法を教えてくれた人が書いていたけど、ワセリンは実に様々な用途で使われているらしい。
ボクもトライアスロンをやっていたころ、スイムでウェットスーツと肌との擦れで擦り傷に悩まされた。その擦れ対策として、擦れの著しい部分にワセリンを塗るという方法が紹介され、あっという間に大ヒットしたものだ。
というわけで、ワセリンが「さまざまな用途で使用されている」のは良いとして、どのような用途で活用されているのだろう。ちょっとネットで調べてみた。
- 足や腕の乾燥して痒みがあるところ
※最近、腕足ともに乾燥肌に悩まされてきたので、さっそく対処してみた。結果は実に良い。 - 目尻の下
- こめかみ辺りの痒みや荒れ部分
- 湿疹ができた太ももの内側
- 子供のアトピー
- リップクリームやハンドクリーム代わり
- 化粧水の代わり
- 夜、化粧水の後にワセリンを塗る
- うすーく顔全体に伸ばして寝る
- 冬のアカギレと切り傷対策
- 肌荒れ・傷・虫刺され
- 乾燥傷対策
- 寝ぐせ直し
- 鼻の下に塗り、鼻の通りを良くする
- 手荒れ対策
- 保湿剤として使用
- 唇の乾燥対策
- ボクサーは出血予防
- リンパ腺マッサージ用
- 造顔マッサージ用
- 香水と混ぜて練り香水
- マタズレができて痛かった時に患部に塗る
※これはマラソン大会出場が趣味だったころ、ボクも太もも内側の擦れる部分に塗って効果があった。 - 火傷対策
- まつげ補強
- ヘアワックス
- 顔のうぶ毛剃り用
- メイク落とし用
- 傷口を消毒せず水洗いだけして、ワセリンを塗る
- あかぎれ対策
- 日焼け防止
ざっと見ただけで、こんなにも出ている。まさに皮膚に関することなら、万能薬のように使えるではないか。しかも薬局へ行けば、隅っこの方に置いてある。しかも安価なのだ。
中国で発症した新型コロナウイルスのおかげで、ふたたびワセリンの効果を思い出した。考えて見ると登山が趣味だったころ、万が一を考えて傷薬や胃腸薬などさまざまな薬品を持って登っていた。しかし、薬品をあれこれと持って行くことはできないので万能薬(?)ようなものに限られる。その意味で万能薬のひとつとして、この「ワセリン」が挙げられるのではないか。
それにしても民間療法のようだ。しかし医者もワセリンでの処方をしているという事例もたくさんあるので、きっとワセリンの医学的解説書もあるはずだ。医学書ではむずかしすぎるので、きっと一般向けのワセリン解説本もあるに違いない。まずは図書館へ行って探してみるか。