業務日誌#35

「しのご」が日々の業務で気が付いたことを、脈絡なく気ままに書き連ねています。

哲学カフェがトレンドになる(?)

自分の学生時代は、純喫茶といったような喫茶店がことのほか多かった。しかし時代の流れとともにむかしながらの喫茶店は少なくなり、古風な喫茶店は特色あるスタイルに変えなければいけない。とまぁ、そんな内容のレポート記事を読んだのだった。

そして独自スタイルの喫茶店の例として出されていたのが、なんと「哲学カフェ」。Wikipediaにも哲学カフェの解説があるが、これは専門家同士の討論、もしくは専門家が一般に分かりやすく自分の研究テーマについて解説することを目的にしているものが多く、むかしながらの喫茶店ができるとは思えない。要するに、例として出ていた哲学カフェのように、自分の専門分野や趣味といった、特色を明確に打ち出した喫茶店にせよという提案なのだろう。

このような喫茶店は、入ってみたことはないのだが近所にもある。クラシックなステレオそしてラッパのスピーカーなどを何台か置いている喫茶店、大正琴や尺八などの教室を併設している喫茶店などで、自分では一度も行ったことはない。数年たっても元気に営業しているということは、それなりに客がいるのだろうし固定客も多いのだろう。

またオートバイのヘルメット専門店なのか喫茶店なのか不明な店、店内になぜかロードレーサーに加えて自転車の各種パーツが置いてある喫茶店、不思議な喫茶店はいろいろ見かける。固定ファンがいるのだな。さらに、自分はアマチュア無線を趣味にしていたが、カウンターにアマチュア無線の無線機をズラリと設置している喫茶店もあった。

単にコーヒーを提供するだけではなく、何らかのプラスアルファのある喫茶店がトレンドになるのだろう。コーヒーの味わいも重要だが、そのコーヒーショップでプラスアルファ―の楽しみがなければいけないということか・・・・・・。

この哲学カフェの記事の趣旨は、哲学カフェというわけではなく特色のある喫茶店、あるいはコーヒーショップを持つ。ここにあるに違いない。

大学生時代、同級生がバイトをやっている喫茶店があった。ここは普通の喫茶店だったが、ケーキはチーズケーキだけで、これはオリジナルのチーズケーキ。作る様子を見ていると、バイトでも作れるチーズケーキで、それなのに評判になるのかと驚いたことがある。それと同じことだ。

教訓。他人と同じ土俵で動くなら、プラスアルファのことをしよう。まさにアイデアマラソンに通じる世界だ……。