業務日誌#35

「しのご」が日々の業務で気が付いたことを、脈絡なく気ままに書き連ねています。

脳梗塞での入院記録(12~14)/退院へのカウントダウン

誰だって退院が近づけばうれしい。喜んでいる顔など他人に見せられぬ、という自分勝手な理由でブスッとした表情で過ごしていた。というわけで、12日目から14日目までの脳梗塞での入院記録だ。

二度目の土日になる。土曜日曜は基本的に医療行為も何もなし。売店もお休みだし、何の行動的環境がない。つまらぬ週末、何の行動的変化もない日常の連続なのだ。まぁ病院なのだから、それであたり前といわれればそうなんだが……。

周辺の患者たちを観察していて、ちょっと気が付いた。いまや年寄りが携帯電話を持っていても不思議ではないが、病室内ではメールを多用していることに気づいた。目に付いた者だけとしか言えないが、これなら外界とつながりができているわけだ。どれだけの人間と接触しているかは問題ではなく、外界とメールではあってもつながっているという方が重要なのだろう。

ようやく家族にミステリーの文庫本を持ってきてもらった。退屈で変化のない日常を過ごすには、やはりミステリーがいい。でも、2冊を一気に読んだら刺激のない日常が戻ってきた。残りは上下巻のミステリーだけだ。これも読み終えると、再び退屈な日常が戻ってくるのか……。そう思いと、怖くて読めない。

間もなく退院だが、翌日はドクターからの話があるという。どうせ(1) これからの生活習慣で、おそらく説教、(2)これからの治療方針、(3) これからの通院スケジュールに集約されよう。退院だからと浮かれてばかりおれない。

風呂へ行ったら、たまたま上半身にイレズミを入れたオッサンがいた。病院の風呂場の定員は5~6人で、ちょうど3名があがるところで脱衣スペースがない。そのイレズミのオッサンに「こっち(のスペース)へどうぞ」といわれたが、イレズミを入れたオッサンが入院、それも脳梗塞でとは哀れなものだなと思う。

昨日はウェイトトレーニングも休みの設定をしていたので休んだが、本日はヤル気がおきなくて休んだ。