業務日誌#35

「しのご」が日々の業務で気が付いたことを、脈絡なく気ままに書き連ねています。

視力を回復させたいからピンホールメガネ

昔から〝近視の回復にはピンホールメガネ〟などといわれていたし、視力回復方法としての解説書にも必ず掲載されていた。それはいいけど、このピンホールメガネ(名称もさまざま)に効果はあるのだろうか。いろいろな人が取り上げているけど、ある科学関係者がメルマガで次のように語っていたからビックリし、すぐさま100円ショップへ飛び込んだのだ。

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メルマガ主宰者がいうのは、「ピンホールメガネを使った視力回復法を謳う書籍や雑誌には簡易なものが付属しているので外観さえ気にしなければ自作も可能ですが、工作好きでなければ100円ショップで購入した方が簡単です」と言っているからだ。ネットで調べてみると数百円のものが多く、なかにはケースなども付けた高額なものまである。ともかく気になって、まずは100円ショップだ。

さっそくピンホールメガネをかけてみると、見えてくるような気がする。「ピンホールメガネを掛けてみた場合は、眼はピント合わせをする労力を必要としません」ということで、カメラレンズでの説明が延々と続く。要するに、絞り開放のような状態にするわけか。

理屈はともかく、効果がみられるのかは気になるところだ。「長時間かけていたピンホールメガネを外した後にわずかな間でも視力が上がる」と解説されているが、3分間ほどかけていたあとで外してみると、視力がよくなったような気はする。ちょっとの間だけでも良くなったような気になるわけで、「それでも視力が上がっていれば眼のピント合わせの機能が働いている証拠となるので視力回復への一条の光かも知れません」。

ではボクのように左右不ぞろいの視力の場合はどうなるのだろう。「左右の視力差が大きい不同視の方は、ピンホールメガネを掛けている間だけでも左右の視力差が小さくなるので、左右の目からの像の融合トレーニングになります。視力の落ちる目でも左右が融合されると両眼視力が上がります」というからうれしいではないか。

この著者の場合、3週間ほどトレーニングした効果も書いている。「月を眺めた時に月1つ分くらい離れて薄い月が複数見えたものが月半分ぐらいのずれになりました」というから、それなりのトレーニング期間は必要なようだ。ただ「遠方は少しだけ見えるようになりましたが、逆に近くが見え難くなりました」。まあ、それでも視力が回復基調にあるというのはうれしいことだ。時間がかかるのは仕方ない。

ボクの場合、ピンホールメガネを試してみてからまだ2週間ちょっと。それでも視力が良くなったような気がする。ただ気分的な状況なので、同じく近視の友人に「ピンホールメガネは絶対に良いのだ」などとはとても言えない。過去から視力回復の本には、必ずピンホールメガネが紹介されていて、しかも劇的な効果が書かれている。成功例だけとはいえ、「まゆつばもの」ではないようだ。

難点は、それなりの訓練期間が必要だということ。これに関しては、個人差が大きすぎるのだろうから「最低でも○週間の訓練」などと書くわけにはいかないのだな。とりあえず1カ月間ほどが経過して、その効果を多少なりとも実感したら、ボクの作った「千日行チェックシート」を使って本格的に長期間の鍛錬をしてみようではないか。

自律訓練法を1年間継続達成!

自律訓練法をやっていて、これまで何度も挫折した。なんとかしたいと思い継続展開だけを考えてきたが、ようやく1年間の自律訓練法の継続を達成した。1年間継続していて、効果があったのか? 正直なところ、特段大きな変化は感じられなかった。

この自律訓練法を行うには、その日に行った記録を書くことが必要だ。継続して一つのことを行う場合、いつもは超整理手帳用の自作リフィル「千日行シート」を使うところだが、これから長年にわたって行う行動を記録すること、また感想も書いておかねばならないことを考え「野帳 LEVEL BOOK」を使うことにした。

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この画像を見て、おやと思う人も多いのではないか。なぜなら表紙には〝2019.7.27〟にスタートした書き込みがある。実のところ、同年の9月8日にいっぺん挫折しており、翌日の9月9日に再スタートしたのだった。再スタートしてからは新幹線での出張時でも、寝たふりをしながら実行した。

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継続時間や感想を書くとなると、そこそこのスペースが必要だ。様々なデータや感想などの書き込みは個人的情報なので、細かい内容はご勘弁。ともかく、参考書として使っていた「自己催眠術」や各種サイトを参考に自分なりに記録項目を作成した。でも詳しい書き込みを行おうと思うと、まず長続きしない。最低限の記録が書いてあればよい。

では、1年間継続していて、どのような効果や変化が見られたのか。個人的に考えて、少しも分からない。ただ、〝継続して行う〟という根性は身についたのではないか。ほかにもランニングやブルワーカーでのトレーニングなどなど、継続が必要だと思うもので自己コントロールがうまくできるようになってきた。

特に歯医者で定期点検を行った際、体つきを見てビックリされた。自律訓練法が、たかだかブルワーカートレーニングなどへも大きな影響を及ぼしているのかもしれない。このように自分で判断できない部分は、他人の目に頼るしかない。ここが難しいところだろう。

自律訓練法を続けるということ

自律訓練法をかなりむかしに「自己催眠術」で知り、長い間にわたって続けてきた。とはいうものの、最終的な第6段階まで半年間ほど行えばあきてしまうの繰り返し。これでは身につくわけがない。そこで参考として、新たに「自律訓練法の実際」を参考にして、これまでの反省をしてみたのだ。

このきっかけは、ネット上で「自律訓練法を1年間は続ければ、必ず目に見える効果が得られる」という記事を読んだからだ。まずはこの〝1年間続ける〟というのを目標としようではないか。「身につくためには、はやくマスターすることよりも、ある程度の日時を要しても、こつこつと積み重ねた方がよい」。そして「一日の練習回数を増やすことよりも、一日二、三回でよいから、今後何年も続けて行う心構えが大切なわけである」のだそうだ。

練習はしていても、期待されるような効果が得られないのは、たぶんにしてそこにある。なにしろ「36.2%の人たちが3カ月以内に練習を中止して結局失敗に終わっている」というから……。

では、続けるコツはあるのか? 「練習を始めたら、毎日根気強く行わなければならないが、それには相応の忍耐力がいる」。また「練習は単純な公式化されたことばのくり返しとはいえ、相応することばの意味とそれに対応する身体感覚とが結びついていることも必要である」。まさに住岡夜晃のいう〝念願は人格を決定す 継続は力なり〟だ。

なにしろ、ここには「自律訓練法をはじめて1カ月もすれば、大抵なんらかの効果が出てくるものであるが、それが確実なものになるためには半年は続ける必要がある」なんて書いてある。長い間つづけているが、たいがいは半年もすればあきてきて止めてしまう。何年かして、やってみるかと考えて始めるというくり返しなので、思ったほどの効果があがらないのも当然だ。

その理由として、こうある。「神経症にしろ心身症にしろ、多くの要因が複雑にからみあって発症しているのであるから、練習効果と治療効果が即座に対応しないことの方が、むしろ当然といえるのである」。なるほど、たとえば根性やねばり強さ鍛えようとは思うものの、すぐに挫折ばかりしているのは、自律訓練法とはいえども〝ねばり〟の鍛錬が必要なのですな。

「無意識的な思考は、イメージを媒体として行われるといってよい」と書いてあるから、このブログの自律訓練法カテゴリーでも紹介してもいる視覚イメージを活用しよう。第3段階と第5段階なら「ここ」、そして第6段階なら「こちら」で紹介している。画像の力を借りて、さらにステップアップしよう。

なお、第4段階では呼吸の方法が書いてあった。ボクがこれまで使っていた「自己催眠術(平井富雄著)」では胸式でも腹式でもよいとしているが、「第4公式を練習しているうちに、いつの間にか腹式呼吸になる傾向があることが知られている」という。これもまた〝継続は力なり〟に当てはまるのか。

ネット上には自律訓練法を始めようという紹介サイトはくさるほどある。しかし、一歩進んだ対応は実に少ないというか、一応は記載してあるけれど、何人がここまで到達できるのだろう。

またまた「京大式カード」に挑戦

ボクの本体サイトに「いま読むべき古典『知的生産の技術』」という記事を書いて考えた。特に、何度も「京大式カード」には挑戦してきたものの、何度もはねつけられたから……。この記事を書きながら思い立って、またもや京大式カードを買ってきたものの、机の上に鎮座したまんま。

 原因は、この京大式カードの使い方にあるのではないかと思うようになった。ネットで使いこなしている人のサイトを見れば、このカードだけをメインとして使っているようで、ボクのように「アイデアマラソン」や「超メモ術ノート」を主体に使っているわけではない。

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そんなときいつも読んでいるメルマガ「国際インテリジェンス機密ファイル」に、「佐藤優『調べる技術・書く技術』を読み解く」が掲載されていた。ここで著者の佐藤優はこんなことを書いている。

読みとった情報を1冊に集約させるノートを作ったり、読んだ内容を学生に教えたり、ラジオ番組で話すなどして、アウトプットも意識して行い、「身につく」読み方をするよう、心がけている。

なるほど、テーマを持った内容を1冊のノートにまとめればいいわけだ。この「ひとつのテーマを1冊のノートに集約させる」というところにカギがあるのではないか。いま「アイデアマラソン」「超メモ術ノート」に書いていることは、テーマがあるわけではなく、どちらかといえば索引的なものがあるだけで”なんでも書く”になっている。

ここに京大式カードを使うヒントがある。ひとつのテーマを決めたら、そのテーマに応じたカードを作ればいい。考えてみれば、むかし読んだ「渡部昇一著『知的生活の方法』」でもカード・システムについて似たようなことを述べている。論文内容をまとめるときにカードを使ったと。

そういえばむかし、ボクが京大式カードをうまく使いこなし、ある文書にまとめたときもテーマがあった。似たようなことを経験をしているではないか。

京大式カードを使いこなすには、まずテーマとなるべきものがなければならないわけだ。そしてカードも、中心とすべきテーマに沿った内容で使えばいい。このテーマが出発点となるわけだ。

なんでもかんでもカードに書けばいいというものではない。書くべきテーマが決まったら、そのテーマを中心に「京大式カード」に書けばいいわけだ。これができてしまえば、梅棹忠夫のいう「カードを”くる”」という操作もうまくできる。

佐藤優も「調べる技術・書く技術」の中で、こうもいっている。

インプットと合わせてアウトプットを行うことで、読んだ情報は本物の教養になるのである。

(略)

 インプットとアウトプットの両輪がそろうことで、得た情報が自分の知識になる、教養になる。

目の導引術千日行/満行を達成

目の機能が衰え、近視や老眼が進んだりすると、何とかしなければいけないと思う。しかし効果的な手法がありそうで、やってみても大した効果が得られない。ならば、導引術ならどうかと取り組んで、このほど「目の導引術」を1000日間続ける千日行を達成した。

下記がその記録シートである。超整理手帳の「千日行リフィル」として作成したもので、こちらの本体サイトからダウンロードできる。

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まずは1000日間よくがんばったものだと思うが、やはりみんな知りたいと思うのはその効果だろう。いわせていただくなら、何らの効果もなかった。ムダな時間の使い方であった。こういうことを書くと導引術の組織から怒鳴られそうだが、本当だから仕方あるまい。スポーツ教室や塾などでも、通っている全員がトップに到達しないことと同じである。

1000日間続けている間、目は近視も老眼も進んだ。衰えるスピードがたぶんゆっくりした程度で、とても周囲の方々に勧めることなどはできない。再び1000日間にわたって挑戦してみる気力もない。

実はちょこちょこと調べていたのが、ヨガによる目のポーズだ。これはむかしも気になっていて、なんと2012年には考えていて、このBlogにも「視力回復の手段/備忘録」の記事として書いてある。微妙に動作が似ていて、その効果のほどは分からない。

ヨガの目のポーズに千日行リフィルを記録用紙として挑戦し、それでも効果が見られないのなら目(視力のリフレッシュ)はあきらめよう。いつまでも若くはないということかな・・・。

自律訓練法の「第0段階」や「背景公式」の不思議

自律訓練法を調べるよりは、実際にやってみるのが一番だ。これを知ったのは大昔だが、始めてはやめてを何回も繰り返し、現在は開始から10カ月ほどを経過した。何度も頓挫を繰り返してはならないと決意し、まじめに手帳に日々の記録を書きつけてもいる。

教科書として使っているのは古いカッパブックスの「自己催眠術」だが、最近はどんな状況だろうと思い「自律訓練法の実際」も入手した。また、もちろんネットでもいくつかのサイトを読んでみた。

今では自律訓練法をおこなう場合、まず「第0段階」や「背景公式」があることがわかった。これはスポーツでいう準備体操みたいなもので、わざわざ名称をつける必要なあるのだろうか。「自己催眠術」には、次のように書かれている。

さて、このような姿勢をとったら、軽く目を閉じよう。約三十秒から一分くらい、このままの状態で、頭の中から雑念を追いはらおう。何も考えてはいけない。きょう起こったいやなことも、楽しかったことも、すべて忘れ、頭を空白にしてしまおう。しかし、眠ってしまわないように。

わざわざ名称などをつけなくとも、目をつぶって深呼吸を数回行っていると両腕が重くなってくる。体の準備ができたことを物語っている。

図書館で調べてみると、さまざまな解説書がある。そして、みな実に”くどい”。ていねいな解説といえばそうなのだが、個々のケースをいくつも列記してある。特に前記の「自己催眠術」には催眠状態における医学的な各種計測データも記載されているのだが、ほかの本にはない・・・。まったくないのだ。

再読してみて思ったことがもう一つある。自分でメモ帳などに記録を書いておく事例があるのだが、「自己催眠術」は簡単なもので、たぶん長続きもする。ボクも簡単なレベルのものだ。ところが、ほかの本には詳細なメモの記載例がある。これほどまでに詳細に書くとなると、たぶん”長続き”はするまいなと思ってしまう。

専門家の考える自律訓練法は医学的治療。ボクらが考えて実行するのは、まずは長続きさせることにある。ネットで検索できなくなったけど、ちょっと前までは自律訓練法を1年間続けた人の記録があった。これに勇気づけられ、ただいま10カ月目を実行中。続けることに意義を見いだそう。

瞑想の千日行/満行を達成

むかしから瞑想には興味があったが、いうなれば「なんちゃって瞑想」だった。心機一転し、かなり前に買った「完全図解 冥想HOW TO」を引っ張り出し、2017年8月13日に「瞑想の千日行」を本格的に開始。そしてこのほど、1000日間の千日行の満行を達成した。

この瞑想千日行には、自分で作成した超整理手帳用の「千日行チェックシート」を活用した。苦闘(?)のあとは下記の画像の通りボロボロになっていて、画像として使うのに難儀した。

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はじめた当初は3分間瞑想だったが、だんだんと時間は伸びて15分間瞑想となった。理由は簡単で、時計のアラームが15分間単位で設定可能だったから(笑)。しかし業務の都合、運悪く仲間が遊びに来たりなどの非常事態には1分間瞑想を行った。こんなことで効果はあるのかと思うだろうが、上記の本には「1分間でも、瞑想する時間を、毎日つくる」と書かれている。この言葉に励まされたわけだ。

でも、この15分間瞑想というのもなかなかに難儀で困っていた。タイトルは忘れたが図書館で参考として読んださまざまな瞑想解説本には「3分間でも行う」「7分間なら続けられる」などということが書かれているので、自分のスタイルとして「非常時には1分間、忙しい時は3分間、通常は7分間」と決めた。このスタイル確率により1000日間も続けられたのだと思う。

短い時間とはいうものの、もう瞑想を千日行として続けるのはやめることにした。すでに次の展開は実行しているが、これはある記録専用手帳を使っているので、この1冊を書き終えた時点で紹介したいと思っている。

瞑想の効果はともかく、いまは千日行を実行したという満足感でいっぱいなのだった。