業務日誌#35

「しのご」が日々の業務で気が付いたことを、脈絡なく気ままに書き連ねています。

「余禄」書き写し千日行/小満行を達成

文章を書くのが上達するためには何をやったらいいのか? もちろん作文の書き方のような本を参考にして書くことも大切だが、まずはさまざまな書籍の文章の書き写しも重要だ。

ん10年も前の大学生時代、就職試験で出題される作文の上達の秘訣としていわれていたのが「文章の書き写し」だった。これに再びチャレンジすることにし、「毎日新聞の『余禄』書き写し千日行」を始め、このほど333日間の小満行を達成した。

文章の書き方のような本を読めば、大概は新聞コラムの書き写し、あるいは有名作家の文章書き写しなどが書かれている。ボクの購読している新聞以外なら、朝日新聞天声人語や読売新聞の編集手帳などで、地方紙にだってそれぞれのコラムがある。どれを選ぶかは各人の状況次第だ。

文章がうまくなる秘訣として、こうした新聞1面のコラム書き写しがある。文章の書き方の本を読むと、たいがいは「1年間書き写せ!」なんてことが書かれていて、さらにはその文章を吟味し、元の文章を見ずに自分で再度書いてみるなどといった方法が書かれている。

これじゃ時間もかかるし、面倒だ。ではどうするか? その解決方法がボクが考えた「千日行システム」だ。同じことを千日間繰り返すが、333日目を小満行、666日目を中満行、999日目を大満行、1000日目を満行と数える。そのためのカウント記録用紙を「千日行リフィル」として作っている。要するに、1000日間ただ書き写せばよい。1000日間も続けているのなら、ちょっとは進歩もしているはずだと思う。

ここいらへんは「やるかやらないか」に関わり、続けることで地力をアップさせようという方法。千日行関連でいえば、たびたび紹介している「内藤誼人著『継続は、誰も裏切らない』」も参考にしている。要するに、”続けたもん勝ち”というわけ。

このところ余禄では新型コロナウイルス関連の話題が多い。こうして書き写していれば、同じような話題であってもその表現方法や書き方なども参考になるのではないか。単に書き方の地力強化というほかにも、同じ話題ではあってもその展開手法の参考にもなる。あまり深く考えずに千日間という期間の実行を考えよう。

なお、新聞には毎月1回「新聞休刊日」という年間で12日間の休刊日がある。この12日間は、仕事などで書き写す余裕がなかったときなどに振り当てている。小満行(333日間)の期間中には3回行った。続けるにも、余裕を持った自分独自の方法を考えることも必要なのだ。