業務日誌#35

「しのご」が日々の業務で気が付いたことを、脈絡なく気ままに書き連ねています。

「『超』メモ術」の本を再読する

いつごろだったか忘れたが、かなり昔から「100円ノート『超』メモ術」を実施している。自分のサイトには「南の爪/超メモ術のノート改造方法」や「南の爪/超メモ術のノート改造方法/+コーネル大式ノート」の自分なりの記事を書き、考案者からもコメントをいただいている。

この「目から鱗が落ちる! 100円ノート『超』メモ術」は出版されたばかりのころ、コメントをいただいたお礼(?)として購入した(2009年12月8日発行の第3刷)のだが、再び読んでみることにした。というのも、ノートの最終ページにはインデックスを記載しているのだが、見出しの項目が増えてきて手に負えない。そのヒントが書いてあるかなと思ってのことによる。

自分の仕事の場合、たとえばA社がZ1工法、Z2工法などを開発していたとする。しばらくしてB社がA社と技術提携し、A社のZ1工法に改造点を見いだした。こうした場合、A社Z1工法、A社Z2工法、B社、B社のZ1工法改良点などと見出しを付けていくと、どんどん見出しの部分が増えてくる。

説明の要領が悪いかもしれないけど、簡単にいえばインデックスを細分化しているから、インデックスページが膨大になってくる。何とかしなければいけない。インデックスを細かく分ければ、それだけ項目が百科事なみに増えてくるのも当然なのだ。

何年かぶりで、この本を読んでみれば、こう書いてある。「あまり細かく厳密なキーワードにすると、そのキーワードにピッタリ対応するメモが、1冊のノートの中には、限りなく1件しかない状態に近づいてしまうことになります」。分かってはいたけど、このワナに陥っていたのだ。

そして、こんな注意がある。

  • 「超」メモ術の重要なポイントの一つは、「集計・分析機能」につながる、このインデックスの決め方にあります。
  • そのメモをどんな目的で使うかを考えて、インデックスのつけ方も目的に合ったようにする必要があるでしょう。
  • サブインデックスをつけてマルチ(複数)化しておくとよいでしょう。
  • 同じページの異なる2か所にマーキングすることになります。

解決策は上記のように、A社 、B社、Z工法のようにインデックスを設定したなら、A社のZ工法やB社のZ工法のページに、A社とZ工法、B社とZ工法とそれぞれふたつのマーキングをしておけばよいわけだ。簡単にあっさりと解決で、あとは実行するだけ。実のところ、このBlogにわざわざ書くほどのことでもなかったかな。

でも、こんなことも書いてあったので、何年かに一度は再読して自分のメモ帳を反省しなければ。それは「そのままの情報では価値が低いのですが、情報をリンクさせ、分析し、一歩深く考え、それを重ねていくことで、他にはないオリジナルのスゴい情報になります」ということ。

気に入ったものは、再読してみるべきだ。「知的生活の方法」の著者である渡部昇一もいっているではないか。「同じ本を何回か読んでみれば、新しい発見がある」とね。

なお、ここに書いておくべきかな。「『超』メモ術」と「コーネル大式ノート」の組み合わせは、もうやっていません。思ったほどの効果がみられない……。