業務日誌#35

「しのご」が日々の業務で気が付いたことを、脈絡なく気ままに書き連ねています。

Calibreへの下書き原稿

LibreOfficeを使って電子書籍を作成する場合、いつもCalibreを使ってWriter文書をEPUBに変換している。Calibreを使用する理由は、EPUB文書を作成するのが簡単で面倒な設定作業がほとんどないからだ。

いつもなら、さまざまな文書をLibreOfficeの書式設定で「本文」設定し、そのままCalibreでEPUB化。これをPC上でCalibreもしくはFirefoxのリーダーで読むか、またはSONY電子書籍で読む。

しかしながら、SONY電子書籍だと行間が狭くなる。CSSで行間を広げるようにすると、何かと制作が面倒になる。簡単にできる方法はないものかと考えていた。

ひとつのアイディアというか単なる思い付きだが、LibreOfficeで原稿を作成する場合、行間を2行にすれば、きちんと行間が広がったEPUB文書が作成できるのではないかということだ。手間がかからない、それに簡単であるし、こうすればSONY電子書籍でも読みやすくなるはず。

やってみると、あっさり完成。読みやすくなったのだ。手間がかからないし、最初からこうやっていればよかった。LibreOfficeのWriter上で、文書は「本文」の設定、文字は12P、行間は「2行」の設定にするとCalibre上では下記画像のとおりだ。気が向いたら「1.5行」の場合もやってみよう。実験だから各種スタイルを試してみて、よそそうな行間を見つけよう。

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 とまぁ、ここまでが完成した方法だ。下はSONY電子書籍で見たところ。

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前回の日記、「方丈記-現代語版かつEPUB版」も実はこうやって作成した(笑)。

次の難点はEPUB文書をSONY電子書籍にインストールした場合、行間の2行の空白はOKとしても、1行開けの改行部分がなくなってしまう。さて、2行間隔のようにクリックひとつで可能な”簡単にできる方法”はないものかな。