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業務日誌#35

「しのご」が日々の業務で気が付いたことを、脈絡なく気ままに書き連ねています。

脳梗塞での入院記録(15)/退院前日

入院騒動記

退院前日の最大イベントといえば、ドクターからの病状説明と将来設計の説明だろう。脳梗塞での解説は、当然ながらこれまでに経験がないから予測もつかない。

まず、現状の病状だ。予想以上に悪いらしいが、これがよく分からない。救急車で運ばれたわけでもないし、自分でこの病院を紹介されたからやってきたのだ。手術をはじめとする高度な治療を受けたわけでもなく、MRIなどの検査は必要だったとして、入院中の毎日は錠剤を飲んでいただけ。

寝たきりや車椅子の患者、食事もひとりで行なうことが不可能。そうした患者の方が病状に問題ありというならともかく、投薬治療のみだった自分が「予想以上に悪い」という意味が分からない。今後の生活行動に気をつけろというのなら、そのように言ってくれた方がありがたい。

もしかすると手遅れで、手の下しようがないのか。それなら退院後は何らかの監視下に置かれるはずだが、それもない。結局のところ、問題点とその注意点がよく把握できない。

これからの問題が、たったひとつあった。薬を飲めというのは分かるが、いつまで飲めばいいのかを質問するのは当然だ。そうしたら「一生だよ」という回答には、正直なところ面倒なことになってしまったものだと思う。

面倒だったのはリハビリぐらいなもんか。それとてあれやこれやができないというわけではなく、専門学校の学生の教育実習に使われたぐらいだから、特にひどいというわけでもない。自覚としては右の手足のみ可能領域の範囲が小さくなった、これにとどめを刺す。スポーツや面倒な作業を行なうならともかく、日常生活の範囲内なら大きな問題はないと考えられる範囲と思うのだが……。

この日のリハビリは、気力が萎えるというより、地獄に落とされたような気持ちの方が強かった。なぜなら入院時に受けたボケのテストを再度やらされたからで、三角形や四角形の図形を同じように書けというようなもので、普通の者ならふざけるなといったレベルだ。回復状況の試験といったところだろう。

適当にやっていたら、リハビリ要員から「真剣にやれ!」と怒られた。むしろ怒鳴りたいのはこちらの方で、「乳幼児みたいなテストをいつまでやらせるつもりか!」といいたくなるのは当然だろう。

入院費用というのは、なぜ一本化できないのだろう。月をまたいだという面倒があったにしても、先月分の費用請求書を受け取ってから、その5時間後に今月分の費用請求概算書とバラバラによこすなと考える。病院というのは、こういうのが普通なんだろうか。ややこしいところだ。