業務日誌#35

「しのご」が日々の業務で気が付いたことを、脈絡なく気ままに書き連ねています。

脳梗塞での入院記録(7~8)/効率的方法を否定するリハビリ要員

脳梗塞での入院ではあるが、入院して数日が過ぎるとリハビリが中心となってくる。だから7、8日目はひとまとめにして書いておこう。どうせ寝ている患者がほとんどなので刺激がないし、第一に変化があるはずもない。

言葉の機能検査。エンピツも四角形も、名前や住所まで忘れている障害だと考えられていることは、そのような障害があると思われてテストされる方もイライラしてくる。なぜなら歯ブラシの使い方まで忘れていると思われているからで、バカにすんなよなぁと思うどころか彼らリハビリ要員と話す気力も失せる。疑問を投げかければ、返ってくるのは説教というものだ。

例えば「100から7をひいた数字を順に言え」という。これがなかなかできないのは、やったことがなければ使用する機会もないし、そもそも考えたこともない。何に活用するのだ? このような数列を作成する場合、自分であれば表計算ソフトで2~3個の数値を入力したらそのままドラックすれば完成するので、そもそも数列について考える必要がない。こんな数列をどこで使うのかを質問したら、説教された。

自分でこのような数列を作成するのなら、むしろその活用方法などを聞き出し、使用に便利な級数、フォント、レイアウトなどを考えるだろう。数列などの作成はすぐ完成するので、むしろ例えばA4用紙を使用するなら、うまく活用する方法に加え便利な書式などといった方に頭を使う。根本的に、連中とは目的や活用方法が違うのだ。PCでの制作方法を述べていたら、再び説教だった。使い道のない数列に意味を見出すことには、むなしさがただよう。

親戚の者が見舞いに来た。脳梗塞で入院したとの噂が親戚連中にも広まりだしたな。見舞いをされてありがたがっていたら、本物の病人の精神状態となる。こうなったら人間おしまいだ……。