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業務日誌#35

「しのご」が日々の業務で気が付いたことを、脈絡なく気ままに書き連ねています。

脳梗塞での入院記録(4)/社会復帰への訓練

検査は引き続きあるものの、この日から社会復帰訓練であるリハビリが始まった。脳梗塞による入院とはいえ、静かに寝ていろというだけでは精神状況に異変をきたす。リハビリの目的は機能復旧なのだろうけど、こちらとしても気分転換にはなる。

ただし、リハビリの第1歩は基本的に現状の確認で、名前や生年月日などが言えるかどうかといった基本的な項目が繰り返し聞かれる。これだけでもボケ扱いするなよなぁと思っているところへ、三角形や円形の図形をきちんと書けるか、ランダムに書かれた数字を順番につなげるかなどといったテストが中心だ。完璧にボケ扱いである。子供あつかいされているといより、それ以前の問題で精神的なイライラがますます募る。

ただし、運動機能は入院4日目にしてだいぶ回復してきたのが確認できる。例えば入院前の体力測定では、左の握力40数Kg、右の握力が30数Kgと右手が大きく落ち込んでいた。正確な数値が不明なのは、医者に握力計を取り上げられたから。今回も同様に取り上げられたが、チラリと確認したところでは左が40数Kg、右も同じく40数Kgに回復していた。

一方、正式には何と言う名称なのかは知らないけれど体幹機能検査で、例えば目をつぶり片足でまっすぐ何分間立てるかなどといった機能検査だ。右側の機能が、自分でも驚くほど衰えている。20歳代にスポーツクラブへ入るときの体力測定記録と比べれば、話にならない。その証拠となる20代時の記録が残っているだけに悲しい。

左足は、あきたというのが足を下ろすタイミング。しかしながら右足ともなると、自分の意思とは関係なく足がついてしまう。それでも、ともかく筋力トレーニングOKの許可は出た。とはいっても、長さ1m前後、幅10cm程度のただの太いゴムひもでだ。

トレーニング計画は、すぐには立案できないので、とりあえず胸、腕、足だけを左右それぞれ30回やってみる。ゴムの一部がちぎれ、手の皮膚の一部までその衝撃ではがれたので救急絆創膏を看護師からもらう。もらうのはいいけど、こうした行動も記録に残された。自己コントロールができていないということかな。

夜間は、ひとりでさまざまな思考をめぐらせていた。この日の結論。イヤホンで音楽を聴きながら本は読めるが、ラジオ番組を聴きながら本は読めないということ(笑)。