ひさびさの入峰修行へ行く
久しぶりに修験道の入峰修行へ行ってきた。主催は宮城県丸森町にある愛敬院。例年なら福島県の霊山という山で行なわれるのだが、東日本大震災の影響で2年間は中止となる。復活となった今回は、宮城県の岩岳へ修行場を移して決行された。
修験道の入峰修行といえば、一般的にまず頭に浮かぶのはのぞきの行だろう。自分もやってみたかったが、時間の関係上から初参加者のみ。過去もそうだったが、初体験者は不安な表情や言葉を発しているが、終わった後はみんな笑顔になる。
山伏の方々が後ろで支えており、なおかつロープなどで身を保護しているのだから、落ちる心配はない。でも過去の自分もそうだったが、岩場の絶壁から腰より前に身を乗り出すと、やっぱり不安になる。これも平安時代以前から続く、修行の伝統なのだろう。
このあとは山中の行場をめぐるのだが、あまり写真は撮影できなかった。原因は、しばらく身体を鍛えてなかったので、息も絶え絶えになるような行場があったから。でも、みなさん必死にくらいつきながら歩く。行列を観察していると、山伏のひとりもフーフーいって遅れ気味だったなぁ。
ともかく、山伏の方々なら日常の修行、我々一般人なら日々のトレーニングが必要だな。そんなことを考えながら、岩岳を下山したのだった。
なお、過去の修行体験はブログにも書いていたけど、初体験のときの経験(霊山)は本体サイトの「霊山入峰修行記」に詳しく書いている。興味があったら、どうぞ。